ギターの曲
今回はギターの曲特集です。みんな好き好みはあると思いますが、
管理人の独断と偏見で曲を紹介します。
タンゴ・アン・スカイ R.ディアンス
泣く子も黙ると言われる(ウソ)ディアンスの作品。
パーティーの際に即興で弾いた曲らしい。
確かに楽譜はぐちゃぐちゃで見にくい以上のなにものでもない。
独特の雰囲気があり情熱的。
タンゴ F.タレガ
タンゴつながりでもう一曲。
曲の中にラスゲアドとタンボーラが両方とも聴けるお買い得な曲。
高音弦のハイフレットを駆使するきれいな曲でもある。
ブエノスアイレスの冬 A.ピアゾラ
タンゴばっかしですみません。
原題は"Invierno Porteno"だそうです。半世紀前のブエノスアイレスの
波止場に立ち、どんよりした空と海が見えてまいります。時折突き刺す
ような冬の季節風が吹き抜けるこの港町。しかし不意に曇り空が晴れ、
少し暖かい光が満ち溢れ、まもなく訪れる春をこの町に知らせます。
と勝手にストーリーを作っちゃいましたが、いい曲です。楽譜は難しいです。
原曲のバンド版の演奏は非常にすばらしい。特に最後の少し前のエレキ
ギターのメロディーで涙が出そうになります。多分…
ボレロ ラヴェル
バー○ヤンのCMで超有名な曲。もともとギター曲ではありませんが
管理人が好きなのでとりあげます。
同じメロディーがだんだんとクレッシェンドして行き長々と十数分にわたって
展開されていくある意味人を馬鹿にした曲であるが意外とギターにも合います。
カノン パッヘルベル
原曲は”カノンとジーグ ニ長調”。
管理人がいつも弾いているので耳にたこができている方も多いと思います。
この曲は循環コードを用いたバロック初期の名曲です。循環コードの上に
メロディーを展開する形式で作られているので弾いている場所を見失っても
即興で誤魔化せるのも大きな利点である。真似しない様にいたしませう。
アストゥリアス I.アルベニス
この曲には別名が多いですがアストゥリアスと名づけたのはスペインの出版社だとか。
もともとピアノ曲ですが、ギターにもよく馴染む曲です。オーケストラ版もあり、
ギターの弾きおろしの部分がオーケストラならではの迫力になっている。
ちなみにアストゥリアスというのはスペイン北部の一地方で、かつては
アストゥリアス王国があり、近くにビルバオの鉱山がある。中心都市はオビエド。
灼熱のコルドバ、マドリードなどと違い夏場にかなり雨が降り、そこの農民は
『俺らは雨蛙じゃねえ』と嘆いているらしい。
聖母の御子 カタルーニャ民謡
スペイン北東部の地中海に面したカタルーニャ地方の民謡。
素朴で哀愁漂うメロディーがカタルーニャに行きたいという感情を掻き立てる。
スペインの曲で初めに好きになった曲。
主よ人の望みの喜びよ J.S.バッハ
この曲はバロック期の巨匠J.S.バッハの数ある代表曲の一つ。
カノンと同じく通奏低音の上にメロディーを乗っけるバロック特有
の技法を用いている。で、この通奏低音をいじったりして演奏すると
新たな発見などがありなかなか面白い。
マラゲーニャ C.E.Lecuona
一曲でラスゲアドとタンボーラとおまけにトレモロ奏法まで入り、
特典としてスペイン独特のムードまでついてくるというお買い得な曲。
それぞれの奏法がわりとやりやすいので練習用としておすすめ。
トリーハ トローバ
日本語に直すと『哀歌』。
組曲 スペインの城 の中の一曲。
ゆったりしたメロディーが古城のたたずまいを連想させる。
ついでにヨーク特集。
Snow Fright A.York
邦題『舞い落ちる雪』。
運指が簡単でアルアイレの練習に最適か。独特の雰囲気がある曲。
恐らく作曲者がジャズをやっていたためにテンションコードの知識
を熟知していたからできたのかもしれない。
Waiting for dawn A.York
夜明け前特有の雰囲気が伝わる曲。
ただし日本ではなく、アメリカのプレーリーを連想させる。
Introduction to Sunburst〜Sunburst A.York
ヨークの作品で最も有名な曲。イントロからメインに入っていく時の
疾走感に鳥肌がたちます(正確には泡がたつだそうで…)。
そして本編でのヨークお得意の低音弦による高速パッセージなどが聴きどころ。
でもいざ弾こうとすると、けっこう根気が要ると思われる。
Sunday Morning Overcast A.York
邦題『薄曇の日曜日の朝に』。
爽やかさにも程がある。これにはまってしまった人は二度と離れられない。
でもすごくいい曲です。
↑なおこの順番に弾くと、雪の夜→夜明け前→夜明け→爽やかな朝 が再現できます(笑)