ブラジル
多くのラテン音楽が生まれた国、ブラジルを紹介します。
ブラジルってどこ?
日本から見てほぼ地球の反対側にあります。
隣接する国はアルゼンチン、ウルグアイ、ボリビア、
チリ、フランス領ギアナ、スリナム、ガイアナ、
ベネズエラ、コロンビア、ペルー、パラグアイです。
ってエクアドル、チリ以外の南米の国全部やんけ。
国土
首都はブラジリア。南米一の人口、面積、経済力を誇る国です。
もとはポルトガルの植民地でしたが、リオデジャネイロに
一時期ポルトガル王国の首都が置かれる等本国以上の実力を持っていました。
よく知られているとおり、アマゾン川が国土を横断し、
また南東部には高原が広がっています。
風土
あまりにも広いのでブラジルといえばこれっていうのがありません。
基本的には温暖な国です。都市は特にリオデジャネイロが有名ですが、
ここは地形的には神戸に似てなくもない…。で、この国はアメリカ合衆国
以上に人種が多く、つまりラテン系、インディオ系、アフリカ系、これらの
混血の人々、おまけに日系、中国系と、きりがなくなるんですが、このように
たくさんの文化が混じりあうことで、多種多様な音楽が生まれました。
作曲家・曲・ジャンル
エイトイール・ヴィラ=ロボス(1887−1959)
- ショーロスNo1
1920年代にブラジルで流行ってたショーロというジャンルの曲。ってまんまやん。
ツービートの曲です。そういえばラグタイムもツービートです。
なんかポルトガル系の曲とスペイン系の曲って微妙に違いますね。
Bossa Nova
- ボサは1950年代ごろにできたジャンルです。ポルトガル語で『新しい傾向』
『新しい感覚』という意味だそうです。ルーツをたどるとJazzに行き着いたりする。
うーん、意外です。有名曲は『おいしい水』『イパネマの娘』『ジェット機のサンバ』
あたりかと。どうでもいいんですがイパネマは地名です。
バーデン・パウエル
- ブラジルが生んだギタリスト。Jazzから始めてBossa Novaの隆盛に一役買った人物。
60年代は南米にいたが、70年代に活動をヨーロッパに移した。2000年没。
"バーデンジャズ組曲"はイルマルが彼に捧げた曲。
アサド兄弟
- といえばブラジルのギターデュオです。日本でいえばゴンチチあたりか。
ブエノスアイレスの四季をギター用に編曲してくれた方々。てか難いって。
二人の演奏に感激したA.ピアゾラから『タンゴ組曲』を頂いたそうな。
でもタンゴってアルゼンチンやと思うんですが。ちなみにサンパウロ出身。
*CDは梅田タワ●レコードの奥の方にあります。
Thank you for 先々代連盟さん&現音担さん
次はA.Yorkでいきます。